2016年6月16日木曜日

味蕾と嗅覚

抗がん治療スタートして約1か月経過した今のところの副作用として倦怠感と食欲喪失がひどくこれとの闘いに集中している。

運動かねて出来るだけ歩いて電車、自転車で近場或は都心のレストランに通うようにしている。
都心への電車で行く時に登り階段しかないのが辛くエレベーター、エスカレーターの場所確認を心掛けている。

味蕾が副作用の為か大きく代わってしまった。
以前はお酒の種類に合うような嗜好品が大好物であった。

今はすっかりお酒とともに興味なく代わって甘味(餡蜜、和菓子)が欲しくなってきた。

歳をとると洋菓子より餡子菓子が好きになると聞いたことがあるが酒の嗜好品から和菓子になるのは抗がん剤の副作用以外考えられない。

野菜も大好きだったトマトの代わりにインゲン、絹さやとかになった。

お酒は十二分堪能したのでこれから飲むこともないであろうがトマトに食欲湧かないのは意外だ。

嗅覚が従来より敏感になってきた。

庭のジャスミン、バラが終わったと思ったらクチナシの匂いが広がってきた。

50年近く前に妻がクチナシの植木鉢から植え替えたものが3M位の大木に育って蕾を一杯つけている。50年と言えば金婚式まであと数年だ。

クチナシの甘い香りがあと1週間位楽しめるであろう。クチナシに並んで聳えている金木犀の香りが嗅げる頃には今よりもう少し復調できるよう頑張ってみよう!




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