2008年7月31日木曜日

豪州アウトバック ウルル登山

 


エアーズロック登山道入り口に立つ。写真では平面的にしか見えないがこの登山口はかなりの急勾配だ。

強風で危険のため登山禁止のサインが出ていた。ここは先住民であるアボリジニの聖なる山なので出来るだけ彼らを刺激させないよう豪政府が登山を減らすよう配慮しているのかも知れない。

登山中止でがっかり半分と安堵感との不思議な思いであった。

先住民にすれば聖地を汚される思いで堪らないだろう。

日本で言えば神社とか祠などに、他人が土足でどやどや押しかけてきたら嫌であろうよ。

この巨大な岩山に登らなくとも周囲を歩くだけでも自然の偉大さが十二分に実感できた。

ここでも至る所にアボリジニの古代の絵画が描かれている。

アボリジニと言えば今回のアウトバックゆったり旅行のお陰で、先住民族がどんな環境下に置かれているのか

垣間見えた気がする。

今回の旅の始まりのダーウィンのあるレストランで会食した時に気に入ったテーブルが見えたのでその場所を指定したところ予約席であるので駄目という。

別の席でも良いかなと別のテーブル物色していたとこと店の支配人らしき人が寄って来て、ウィンクしてOK

だよと言いながら予約席のサインを隣のテーブルに移し、我々をテーブルまで案内してくれた。

早速、お薦めの南豪シラーズワインを頼み歓談しながらメニューを選ぶ。支配人らしき彼が又さりげなく近く

に寄ってきてメニューの説明とかワインの感想を聞いてくる。

あれやこれや話していたら、彼が我々はシンガポールから来たのかい?と聞くので日本からだよと言う。

そうか、日本からかと言いながら暫くしてからまたやってきて又もやシンガポール人かい?

と聞くのでそうじゃない日本人だと言って、今度はこちらから貴方はオーストラリア人かい?と切り替えした

ところ真面目な顔して自分はカンガルーだと言う。

あまりに真面目な顔してカンガルーなんていうので一同爆笑となった。

食事もワインも文句なしで話も弾む。また、カンガルーが絶妙のタイミングで現れてワインの追加どうだい?

と薦める。絶妙のタイミングだ。

これを断る人はまずいないであろう。彼がハーフでありながら成功しているのは当然であろうしこんなスマー

トな男はそんなに多くはいないね。

そろそろお開きで帰ろうかと思っていたところ又近寄ってきて、これからアリススプリング、エアーズロック

に行くのなら忠告しておくよと色々情報教えてくれた。


この情報は後で大いに参考になったのでカンガルーに感謝だ。

 
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