2015年1月13日火曜日

カリブ海クルーズ(完)

荒れた外海と反対側の海岸は高級別荘、ホテルが軒をつらねている。最近亡くなったW.ヒューストンの別荘が$3Mで売りにでていた。
このビーチは透明な海水でホワイトサンドビーチで暫し泳いでみたが気持ちいい。
イビイビという木は同じ方向に吹いている風の方向に伸びている。
夕日が落ちて暗くなった海にやはり母港のフォートローダデールに帰るのであろう大型船が並走していた。ライトが暗い海に浮き上がり幻想的な風景でクルーズの〆を飾ってくれた。


カリブ海クルーズ11

 コロンビアとヴェネズエラどちらからも近い島アルバが最終寄港地だ。オランダ領で未だに植民地が存在しているんだというのが正直な感想。巨大なサボテンが至る所に生えていて如何に乾ききっている島かが分かる。ここでは水は貴重品であるのでサボテンから作るテキーラの方が安いのでなかろうか?サボテンに大きなイグアナがへばり付いているとガイドが教えてくれたがサボテンと同じ緑色でジーとみないと区別できない。


 外海に面した海岸は正にアウトバックの世界で海の浸食で岩が削られ人口橋になっている。little bridgeと名付けられているがbig bridgeは最近崩壊したとかこのlittle bridgeも近いうちに崩壊する恐れがあるので危険」と書かれていた。リスク賭けて写真撮っていたのを遠くから眺めてきたがこの海は鮫がうよいよいるらしい。
 どでかい4駆が止まっていた。こんな車でないとアウトバックツアーは走れないだろう。

2015年1月12日月曜日

カリブ海クルーズ10

 カタへーナの旧市街地は綺麗な建物と花であでやかだ。この華やかな裏にはアフリカより連れられてきた奴隷の歴史が刻まれている。

 歴史博物館でスペイン人が入植してきて中南米の略奪が横行したが牛馬のようにこき使う労働力をアフリカから強制的に船に積んできた。
 奴隷たちを服従させる為の拷問具が色々展示されていたが見るだに恐ろしい。講演会でカリブの海賊を聴いた時も海賊の略奪品は金銀宝石だけでなくアフリカより連れられてきた奴隷を略奪するのもあったという。英国旅行した時にビートルズのリバプールがかっては奴隷集結地でここから新大陸に奴隷船が出発したと聞いた。
海賊も2種類ありプライベートな海賊と政府ご用達海賊があったという。政府ご用達海賊は例えば英国が敵対国のスペイン戦を撃破するために雇ったというしアメリカのワシントン大統領も自国国益の為に海賊のパトロンになったとなんて話は実に面白かった。

カリブ海クルーズ9


コロンビア カルタヘナ カリブ海では大国の一つでコーフィー、エメラルド、麻薬、サッカーのエスコバル程度の知識しか持っていなかった。スペイン時代の要塞に登ったが湿気が多く暑くるしかった。こんな中でも警官は制服きて物々しい格好していたのが印象的だった。


本場のコロンビアコーフィーを購入しようと探していたらフレンチローストの豆が見つかったので早速購入した。コスタリカ産のコーフィーと比べて飲んでみたがコロンビアの方が好みだ。コーフィー買った店の広場にslothの赤ちゃんを抱いている現地人がいたので見ていたら$2で写真撮っていいよというので$1でカウンターしたらOK。コアラの赤ちゃんを手足を長くしてだらっとした柔らかな感触だった。ナマケモノなんて名付けらて可哀想

カリブ海クルーズ8

 パナマの市内はアメリカの影響が至る所に見えるが旧市街にはスペイン時代の名残も多い。
大聖堂はヨーロッパのどの国でも同じような風景だ。大通りに植えられている椰子の幅がパナマ運河の幅と同じだと意外に狭い。

 旧市街からのパナマニュータウンはフロリダの一都市と間違えるような眺めだ。

カリブ海クルーズ7

 パナマ運河に到着10万トンの大きな船が通れるのだが水門の壁すれすれの幅だ。イベントの一つでヘリコプターからの空中撮影があるので船屋上に並びパネルを掲げメリークリスマス!
ビデオデスクより画像に変換したので不鮮明だが中央のS文字を掲げている。
 丁度運河開通してから100年に当たるがスエズ運河を開通した技術者が設計して膨大な資金と年月を費やし太平洋と大西洋を運河で連結させた。現在さらに大きな船、20万トンクラスが楽々通過できる拡張計画が進行中で将来パナマは益々発展遂げるであろう。
 パナマ運河のビデオ見たり、講演を聞いて人間の計り知れない英知、技術には改めて感服した。
パナマ町のガイドの中で冗談とも思える話を聞いた。この運河の通航料に関して過去最高額がうろ覚えだが$50万、最低が50セント。この最低通過料を払ったのはある冒険家が泳ぎ渡ったという。この運河にはクロコダイルがうじゃうじゃいて渡りきるまでに泳ぎ手の後ろから船でハンターがガードしていて100匹の鰐を仕留めたという???


2015年1月10日土曜日

カリブ海クルーズ6

 今回立ち寄ったカリブ海沿岸の諸国はまずクルーズにでも乗らないと訪れることがないであったろう。コスタリカのイメージは自然がいっぱいの熱帯雨林であったがジャングルの中をはしる観光電車から見上げると樹幹に黒い塊が大きな声で吠えている。吠える猿”howler monkey"何となく英語と日本語の発音が近い。

 バナナが輸出産品の一つである。バンドがバナナ、バナナと歌っていた。
 ジャングルに流れる河には珍しい野生動物が数多いが何故か皆小さいのが多い。鰐の小型版のケイマン鰐が生息しているというが小さくて見えないし、木の枝に張り付いている蝙蝠は2~3CM位だろうがガイドが教えてくれても見つけにくい。
このコスタリカで一番気に入ったのは”pura vida"pure life のスぺイン版だが色んな意味で使われる万能語でアスタマニャーナと並んでよく聞いた。”楽しく行こうぜ!”プラヴィーダ良い響きだ。

2015年1月5日月曜日

カリブ海クルーズ5

シャンパンフォールとワインテイスティング

クリスマスツリー形にシャンパングラスを積んで上からシャンパンを注いで完成したら一斉にシャンパンを振舞われた。この中央3階部分を吹き抜けにした大ホールで船長以下チーフオフィサーの紹介があったが船長から料理長まで国籍は多種多様であるが大体船長はノルウェー、フィンランド
などの北欧系、料理長はフランス、イタリーなどのラテン系が多い。

ワインテイスティングが2回開催されたがハンガリーのソムリエのワイン
の飲み方はユーモア溢れて面白かった。常識的に白ワインに合うのは魚、赤ワインは肉料理と決っているのが定番になっているが料理に無関係に自分の好きなワインを飲むのも良いのではといっていたが賛成だな。ロゼワイン飲むときはヌードで飲むのがベストであると?

今回のテイスティングでロバートモンダビのキャバネソビニヨンが出てきたが17年くらい前にこのワイナリー行ったときに気に入ったスぺシャルリザーブ3本買ってきて友人たちとあっという間に飲み干してしまったがあれを飲まずに今キープしていたら20~30万位になっていただろうにな~

腹の虫に流してしまったがああ”腹水盆に返らず”



2015年1月4日日曜日

カリブ海クルーズ4

 クルーズを好きになった理由はいくつか理由がある。日本にいて日常生活では考えられない華やかな明るいパーテイーが沢山企画されている。毎晩のショータイムには世界中の一流タレントが名演技を見せてくれる。今回のビートルズの歌を全部歌えるという歌手のエンタテイナー振りには感心させられたしまた別な芸人で楽器を使わず唇だけでトランペット、サックスなどのジャムセッション演奏には吃驚させられた。
 今回のカリブ寄港地はケイマンからコスタリカ、パナマ、コロンビア、アルバと5か所であるがどこも行ったことない未知の国を手ぶらで入国審査なしで気楽に観光できる。通常の飛行機利用では考えられない程楽な旅が楽しめる。次の寄港地までは自分で好きに選択できる催が企画されていて今回は2回ほどの講演会に参加した。カリブを知り尽くしているパナマ在住の博士が海賊の歴史とパナマ運河について分かりやすいパワーポイント駆使したユーモア溢れる素晴らしい講演だった。
クルーズの最大の魅力は何といっても食べ物だ。世界中の珍味を好きなスタイルで味わえてしかもレストランでは無理な我儘(例えば気に入ったアペタイザーのお代りとか)も可能だ。デイナーは毎晩決まった8人掛けテーブルでフルコースを選択できて初めてトライする料理も数多かった。
カリブ海ということでフォーマルは2回だけで9回はスマートカジュアルなのもよかった。朝昼も気分次第で6か所もある食べどころでウェイター付、カフェテリア、ファストフード選択自由。
ファーストフードは敬遠したが一回だけ出てきた寿司は今一だった。今一だった理由は簡単明白で2000人近くの乗客で日本人には一人もお目にかからずアジア系の中国人も程んど英語だけのアメリカ在住らしく日本人のプレゼンスは皆無だった。こんなところからも日本は落ち目だななんて思った。

2015年1月3日土曜日

カリブ海クルーズ3

 最初の寄港地ケイマン諸島のジョージタウン 昔読んだJ.グリシャムの小説でケイマン島の魅力が描かれていて一度行ってみたかったところだ。タックスヘイブンの天国で世界中の銀行が何らかの形でオフィスを構えておりガイドの説明ではあのビルには7つもの銀行が入っているとか言っていた。それはさておき海は今まで見たことのない透明さでスノーケルでちょっと覗いただけでも魚、サンゴ礁の宝庫だ。沖縄の海で初めてダイビングした時に耳抜き失敗して中耳炎に罹りダイビングはトラウマになってしまったが、ダイバー天国の綺麗な海だ。

ここで最大の楽しみはstingray エイだ。海原の一部に真っ白な砂地の浅瀬があり水深1M~2M位のところに物凄い数のエイの集団が集まっており人間が海に入ると近くに集まってきて抱き付いて来たり遊んでくれる。実に人懐っこい。エイの口でお腹とか胸とかに或は背が低いと顔にキスされる。ぬるぬるしているのでキスされると大はしゃぎで歓声が絶えない。今回クルーズのハイライトの一つに間違いなし。

2015年1月2日金曜日

カリブ海クルーズ2

 前回のスカンジナビアクルーズでも吃驚したが兎も角でかい船だ。船というよりビルデングが海上に浮かんでいる。約10万トン船客2,000 乗務員900 長さ300M近くの大きさで12日間に何回も迷ってしまい思うところに行きつけない。客室はちょっとしたホテルのJRスウィート並で12畳位のところにシャワー、トイレまで実に効率的に設計されていて文句なしだ。


屋上にはプール、ジャグジーがありバー、アイスクリーム、ピザETC完備されていてプールサイドで寝っ転がって読書したり生バンド聴いたりしてきた。すぐ下には室内プール、ジムもあるが一番の問題はどこに行っても美味しい食べ物がフリーなので自己管理が大変だ。飲み食いしている連中の大方の人の愛言葉は”下船したらダイエット!!”自制に努めジム通いしても帰京したら2KGの体重増えていた。12日間の行程の内5箇所に停泊し観光に出かけるのでこの間は食べないで過ごしても帰船すると反動で飲み食いしてしまうので小錦クラスのメタボオンパレードだ。カリブ海はアメリカ圏でアメリカの好景気もあいまって今回の船客にはアジア人少なく日本人にはお目にかかれなかった。

カリブ海クルーズ1

 カリブ海クルーズに出かける為にフロリダ フォートローダデールに飛んだ。成田発のフライト遅れた為にロス、ダラスと乗り継いで深夜に到着となった。翌日レンタカーでキーウェストまで走りそこで一泊してまたフォートローダデールに戻ることにした。キーウェストは40年前にドライブしたところなので昔の思い出が蘇ってきた。
 学生時代にヘミングウェイに憧れて何て格好いい男なのだと小説を読みあさり、映画を観て感動した。学生時代のアメリカは何から何まで素晴らしく輝いていた。

40年前に走った道は現在のセブンマイルブリッジみたいな綺麗な道路でなかったしもっと自然に溢れていたがたがた道だったような、またマイアミから日帰りでドライブしたような記憶だが40年もたってからだとこんなに遠いところだったんだ。あの頃の自分は憧れのアメリカに初めて来て大きな車でこんなにも綺麗なところに来られて感激していたのであろう。

40年後にまた来てみて運よく車が僅か6マイルした走っていないクライスラーのフルサイズ新車が借りられた。往復660KMも走ったがガソリン給油一回もなしで行けた。アメ車も昔と違い燃費が良くなったものだがサイズも小さく静かな車になった。
 ヘミングウェイが良く通ったBARフロッピージョーでお気に入りのパパダイキリを片手にキューバンシガーを燻らせパナマハットと行きたかったがFloppy Joe’sのTシャツだけで我慢した。白い家にブーゲンビリアが咲き誇りゆったりした時間が流れている。
 後からクルーズで寄港したパナマ運河で本場パナマ帽を購入する機会があった。さらにクルーズ最後に寄港したコロンビアで手に入れたというキューバンシガーをクルーズ船の中に一室だけあるチャーチルルームという喫煙室で堪能しヘミングウェイーになった気分になれた。

20年以上前に禁煙していたのだが今回毎晩同じダイニングテーブルで一緒の26歳の若夫婦の夫がキューバンシガーを吸おうと思いがけない突然招待してくれた次第。チャーチルルームという喫煙室そのものの存在も知らなかったがキューバンシガー&コニャックは断れない。
本当に久しぶりの男だけの部屋での葉巻の香りに感慨無量であった。