2月11日に友人と雑談しているうちに今日の休日は何の日だった?なんて話になった。建国記念日は何となくうろ覚えで神武天皇の即位の日を紀元2600年と定めたのがオリンピック開催計画が企画された1940年だったかな?程度であった。話しているうちにそうだ紀元2600年の歌があったよなとか2600という名前の奴がいたなどと話が弾んだ。調べてみたら日本の建国記念日は建国神話に基づいて神武天皇が即位した紀元前BC 660年 この日を皇紀元年とすれば西暦1940年は丁度建国記念2600年にあたる。それで紀元2600年の歌が出来た。
アメリカなどのように多くの国が独立記念日が建国記念日になっている。
そうであれば独立記念日はどこも比較的歴史も新しいしほとんど国民が建国記念日は覚えているであろう。
ところが日本の場合今年が建国何年だろう?
2675年の計算になるが知らなかったな~
親父連中が知らないのに若者はましてや??
この歌も難しい!!
奉祝國民歌「紀元二千六百年」
内閣奉祝會撰定/紀元二千六百年奉祝會・日本放送協會制定
増田好生 作詞/森義八郎 作曲
1.金鵄(きんし)輝く日本の 榮(はえ)ある光身にうけて
いまこそ祝へこの朝(あした) 紀元は二千六百年
あゝ 一億の胸はなる
内閣奉祝會撰定/紀元二千六百年奉祝會・日本放送協會制定
増田好生 作詞/森義八郎 作曲
1.金鵄(きんし)輝く日本の 榮(はえ)ある光身にうけて
いまこそ祝へこの朝(あした) 紀元は二千六百年
あゝ 一億の胸はなる
2.歡喜あふるるこの土を しつかと我等ふみしめて
はるかに仰ぐ大御言(おほみこと) 紀元は二千六百年
あゝ肇國(ちょうこく)の雲青し
あゝ肇國(ちょうこく)の雲青し
3.荒(すさ)ぶ世界に唯一つ ゆるがぬ御代に生立ちし
感謝は清き火と燃えて 紀元は二千六百年
あゝ報國の血は勇む
あゝ報國の血は勇む
4.潮ゆたけき海原に 櫻と富士の影織りて
世紀の文化また新た 紀元は二千六百年
あゝ燦爛(さんらん)のこの國威
あゝ燦爛(さんらん)のこの國威
5.正義凛(りん)たる旗の下 明朗アジヤうち建てん
力と意氣を示せ今 紀元は二千六百年
あゝ彌榮(いやさか)の日はのぼる
力と意氣を示せ今 紀元は二千六百年
あゝ彌榮(いやさか)の日はのぼる
上記のyoutubeでこの歌が聴けるさらに知らなかったが下の替え歌の方が本番より流行ったというがさもありなん。
替え歌
戦争の長期化により国の専売物資として戦費調達のため一斉に値上げが行われたタバコの銘柄に掛けて「金鵄あがって十五銭、栄えある光三十銭、朝日は昇って四十五銭(「今こそあがる煙草の値」「今こそ来るこの値上げ」トモ)、紀元は二千六百年、あゝ一億の金は減る(「あゝ一億の民は泣く」トモ)」という替え歌が作られた。
後日談
森は後年、作曲家に転身し井の頭音頭や小学校の校歌などの作曲を手がけたが、酒癖があまりよくなかったとも言われ、この「紀元二千六百年」作曲直後に行った飲み屋での飲食酩酊の上で、「此の曲は大塚の花街で遊女を抱いた時の腰のリズムを使って作曲した」と放言して物議を醸した。