2012年11月6日火曜日

東北旅行6完 平泉



一関から田舎道で中尊寺、毛越寺に向かった。平安時代に藤原氏が100年間も栄華を極めたのはこの奥州の地に金が大量に産出されたのであろうか?井上靖が称した”黄金の小函”の金色堂が公開されていた。この金色堂に藤原3代のミイラと4代の首棺が収められていた菊の見事さが藤原氏、義経などを思い起こさせる。芭蕉の”夏草や兵どもの夢の跡”これを新渡戸稲造が英訳した”The summer grass 'Tis all that's left of ancient warriors' dreams"どちらも見事な表現だ。

東北旅行5 津軽林檎



見渡す限りの林檎 赤に白と鮮やかで甘い香りが溢れていた。現地で頂くリンゴジュースは新鮮で旨い。津軽名物のもう一つは津軽三味線だ。ジムに通っている仲間の一人が三味線の名人で昨年だったか明治座での公演に招待してくれたが津軽三味線のフルバンド演奏は物凄い迫力だった。

2012年11月5日月曜日

東北旅行4 白神山地#2



マザーツリーを見学して暗門パーキングに駐車。暗門川を沢登りして第3の滝まで散策した。昨日の雨で川が激流になっているが沢にそって仮設の歩道路が組み立てられているが狭いので下りの歩行者と交互に上り下りしていく。時々ブナ原生林を見上げるが狭い歩道路を踏み外して転落しないように注意深く歩いて滝までたどり着いた。帰りは途中からブナ林の散策路を登っていき約3時間のブナ森林浴を満喫した。ブナ林を歩くたびに感じることだが落葉したブナ葉が柔らかく絨毯の上を歩くようだ。ブナの特徴である水分を蓄えてくれるので森の中がしっとりしていて小鳥の囀りが聞こえてくる生の息吹を感じさせてくれる。わずか3時間歩いただけなのに汗をかいていた。さあ温泉に行こう!土地の人に良い温泉どこか近くにないか聞いてみる。案内してくれた所は村人が日常浸かっている謂わば銭湯温泉で湯量が豊富で熱かった。大きな温泉に3人ほどしか入っていない料金も¥300。こんな良い温泉に好きな時にいつでも入れる村人はうらやましい限りだ。


東北旅行4 白神山地



弘前から東に走ると津軽富士と呼ばれる形のよい岩木山が見えてくる。流石に林檎の国だけあって林檎の鈴生りが道路沿いに広がっている。真っ赤な林檎はクリスマスツリーみたいに綺麗な飾りになっている。前日の嵐のような雨風で白神山地を歩けるか心配であったが今日駄目なら明日また行こうと思いともかく西目屋村にあるビジターセンターを訪れた。世界遺産に指定されるとこんなにも違うのか?吃驚するほどすっきりした建物で展示室、案内係も親切に応対してくれた。この日は我々2人が一番乗りであったが何と2人だけの為に大劇場で白神山地の案内ビデオを約30分上映してくれた。世界の色々な観光地を訪れたがお土産売り屋とか食べ物屋とか目障りなところが大半であった。このビジターセンターの清潔でかつ親切この好感度ーこれだけで世界に誇れる所だ。   樹齢 400年といわれるブナのマザーツリーを目指して山道を上がった。4駆でない乗用車なので途中出会った保安林パトロール車に相当な悪路になっているので十分気をつけて行きなよと言われたが本当にひどい山道だった。本来は徒歩で登るのが正解だろうが車で登れるだけ楽だ。   この400歳の老大木を見上げて関ヶ原の戦い時代から生きて森を支えてきたのかと感心させられた。約10年前からブナの植林を長野県野沢村で手伝ってきてブナ、ナラ等の広葉樹の森の素晴らしさに感動してきた。今ここ白神山地のブナ林をみて新たな感動を覚えた。この青森、秋田に跨ってのブナ原生林は永久に未来の子供たちに残し続けねばならない。                         
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2012年11月4日日曜日

東北旅行3 八甲田山

秋田を北上して十和田湖さらに北の八甲田山に向かった。冬の八甲田山のイメージを持っていたので厳しい山道を覚悟していたが今の季節は穏やかであった。十和田湖あたりから空模様があやしくなり奥入瀬渓谷には残念ながら行けなかった。八甲田山麓に架かっている大橋から見下ろす風景は表現出来ないほど絶景であったが風雨で傘が吹き飛ばされそうになってきたのと真冬みたいに寒くなってきたので早々に引き揚げる。今回の旅行でこの日だけが悪天候であった。                  

東北旅行2八幡平



盛岡から秋田にかけて奥羽山脈群に広大な高原が広がっている。火山帯で自然が手付かずに残されていて沼、湿原、樹海の中を八幡平アスピーテラインという良い道路がある。高いところでは1500Mもあり樹木の種類も多品種あり真っ盛りの黄葉と落葉してしまった丸裸の樹木が入れ替わり見せ場を展開している。昔の人がここは極楽浄土の景色だといっていたが正にその通りだ。玉川温泉の標識があったので立ち寄る。この辺りでは北投石のラジウム含む鉱物がありこのお陰であろうかガンに効くとか超有名温泉で酸性が強くしょっぱい。北投温泉という台湾にある温泉を昔出張時に出かけたこと思い出した。今回の旅行では疲れを温泉で癒したせいか疲労感が皆無であった。何処に行っても温泉があるのは嬉しい。                                                              

2012年11月3日土曜日

東北ドライブ1





友人がこの夏那須に別荘を購入した。居心地の良いところなので避暑ゴルフで何回か利用させて頂いた。今回はここを往復の拠点として東北高速道で白神山地に向けて出発。”松島やああ松島や松島や”のあの松島のICが見えたのでちょっと立ち寄ってみよう。さすがに日本三景の著名な観光地だけに大勢の観光客で溢れかえっていた。そうそうに引き上げて石巻経由で高速道に戻ったが途中の景色は大震災の地震、津波で受けた傷跡がまだところどころに残っておりあの震災のすさまじさが蘇った。盛岡で一泊後奥羽山脈山群の八幡平を走った。形のよい岩手山は半分雲に隠れていたが広大なスケールの黄葉を見ながらののんびりドライブは快適そのもので眼に焼き付いて今でも脳裏に浮かんでくる。
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2012年7月4日水曜日

俳句初めて一年


 俳句を初めて一年経過。最初は自分には向いていないからと躊躇っていたが強引に友人に誘われまあ、飲み会の一連だと参加していた。毎月7句を作るのは大変だが思わぬ効果が表れ始めた感あり。句を作るためにはどこかに出かけねば作れないということで積極的に公園巡りETCの会にさんかすることにした。今まで目に着かなかった事柄が目にとまり感心持つようになってきた。例えば下記のニンニクの花だ。おもわず印象を書きとめた。”夏帽子 にんにくの花 紫に”



日光近くのゴルフ場で燕の巣を見かけた。5羽のひな燕が巣からあふれんばかりに親鳥の帰りを今か今かと待ちわびていた。近くに餌を加えた親鳥が飛行してくると5羽が一斉に黄色い小さな嘴を大きく広げまるでコーラスしているみたいに鳴いていた。

”口あけて歌い始める燕の子”


”立ち葵 上まで咲いて 雨やみぬ”

大宮の畑で素人の我々を何かと指導してくれているおばあちゃんが昔からの言い伝えを色々教えてくれる。其のひとつに立ち葵に関して語ってくれた。立ち葵は下から上に徐々に開花して最後は一番上まで開花するがその時期は梅雨明け時期になるのだと。確かにそろそろ上段の花が咲きだした 梅雨明け近そうだ。

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2012年6月9日土曜日

花菖蒲

 

水元公園に初めて出かけた。梅雨が始まりそうな時期だったが好天気に恵まれ、丁度菖蒲も見ごろを迎えていた。色とりどりの帽子を被った幼稚園児の団体が遠足に来ていた。
紫陽花も咲き始めている。花見を満喫して昼時になったので近くのフーテンの寅さんの柴又に行こうということになってこれまた初めての帝釈天を訪れた。”男はつらいよ”の映画を初めて見たのは40年近く前のシカゴ駐在時にしかも寒い時期に郷愁に駆られてみたのが始まりだった。異国のちであの映画を見たときは日本の良さがしみじみ伝わってきた。


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2012年5月13日日曜日

館林

 
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生まれ故郷の群馬県伊勢崎からすぐ近くの館林を始めて訪れた。昔懐かしい分福茶釜で知っていた茂林寺の珍しい茅葺屋根、武家屋敷跡など地元の人々が大切に保存保管している。躑躅芝桜公園が満開であろうと思っていたが残念ちょっと遅かった。なんじゃもんじゃの花、が咲き誇っていたが後10日位で花菖蒲の時期になるであろうか。

2012年3月23日金曜日

スカイツリー



後2カ月で開場するスカイツリー見学の機会を得た。電線とか邪魔もの入らないスポットから見上げているとさぞかし展望台から見下ろす東京の光景は凄いであろう。予約が一杯みたいで展望台に登れるのは何時になるであろうか?ビールの泡が特徴的なアサヒビールのあったところにボートの艇庫があり大学のゼミ以外は授業にも出ることなく合宿して練習したこと思い出した。アサヒビールビルの隣に墨田区役所が建設され葛飾北斎と勝海舟の展示が出ていた。海舟の臨終の言葉として”コレデオシマイ”こんな簡潔な言葉は海舟の父親である勝小吉譲りであろうな。
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2012年2月25日土曜日

ミャンマー5

 

ビルマ時代に英国の植民地であっただけにゴルフ場がヤンゴン市内にも5ヶ所位あるという。為替相場が未確定であるため料金システムがUSドル建てで
フォーサムならば3人分のグリーンフィーで良いとか何故か金曜日は安く設定されている外人に人気コースでプレーした。この地方は何故か朝霧が発生しやすく午前中は暑さも感じなかった。

別な100年以上前に出来たというヤンゴンCCはコースメンテナンスが今一であったがコース設定は素晴らしく、手入れすれば見違えるような一流コースになるであろう。タイ、中国は隣国でありゴルフ好きなビジネスマンが投資を兼ねて多数押しかけてきているので近いうちに改良されるであろう。
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ミャンマー4

 


ミャンマー料理は脂っこいと聞いていたが、野菜中心のあっさりした料理も多い。今回特に気に行った料理のなかでKENGTON というビーフン麺が
タイのカオソイに負けないくらい美味しかった。タイすきみたいな鍋料理で面白かったのは鍋が真中で仕切られていて半分が辛口、残りがあっさり鶏スープに分かれておりそこに小口皿を自分で選んできて鍋に入れてスープはお好みで調整する。小皿は色で区別していて回転すしで皿の色で会計するようなシステムを採用していた。ミャンマーは北朝鮮と国交しているのか喜び軍団のレストランがあった。ホーチミンで喜び軍団のレストランに行って以来2回目の北朝鮮料理と踊りが見られた。
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バガン2

 


金色の仏像が安置されている仏塔の中には祈りを捧げる場所が前列には王家、中列は家来、後列は庶民であるという。各位置から仏像を見上げると不思議なことに仏の顔が微妙に変化しているのが分かる。前列の王家には厳しく諭すような眼、後列の庶民には慈しみに満ちた目である。

世界3大仏蹟はアンコールワット、ポルポドール、ガバンと言われているがアンコールワットは未だみていないもののポルポドールよりはスケールが大きい。それにしてもミャンマーの人たちは金、宝石が豊富に産出されるのか金ぴかが大好きみたいだ。
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バガン仏蹟


 


ウアオー!! 荒野に2800もの仏塔が乱立している。11世紀頃から作られたというがこんなにも沢山の仏塔を建立する信仰心にはすさまじい執念があったのであろう。仏塔の頂上に登るのは直角みたいな階段があるが下を見下ろすのは恐ろしい。屋上からパノラマ風景を見るのは壮大である。
オーストラリアのカカドウで岩の上から見下ろしたパノラマ風景を思い出した。

仏塔の中には色んな形の仏像が安置されているが壁面には壁画な残されている。貴重な文化遺産を維持管理していくには莫大な費用がかかるであろう。なにしろ膨大な敷地に3000もの仏塔で殆どレンガで積み上げられた建造物であり廃墟化している仏塔もかなり見かけられた。
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ミャンマー3



 


先週のビンタン島ではジャックフルーツしか食べられなかったドリアンが大量に並んでいた。中身だけを厳重に密封してホテルに持ち帰ったがボーイが部屋に来てドリアンの匂いがするので持っているか?と聞いてきて食べるのなら外のテーブルがあるのでそちらでという。完熟しているドリアンは口のなかで蕩けて実に美味しい。同行した仲間が恐る恐る試食してみるといっていたが皆気に入ったみたい。あの匂いに負けて食わず嫌いが多い果物の王様だ。
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ミャンマー2

 
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眩いばかりに空高く金きら金の仏塔が無数に聳えている。こんな強烈なもの見たのはエルミタージュ以来である。スケール大きさと煌びやかには圧倒されてしまった。日本でみる仏像、仏塔とはあまりにもかけ離れているが、熱心に祈りを捧げている信徒を見ているとこれが本当の信仰心であるように思えた。