2009年6月27日土曜日

ロシアの思い出

 



35年前位になるだろうか初めて成田からヨーロッパ行き路線でモスクワ上空を飛べる便がでた。それまでの北極ルートより大幅に飛行時間短縮できたので西欧出張した時に利用した。一度何かの事情でモスクワ空港で降りることになった。

機関銃を構えたソ連兵士が並んでいる通路を通って空港ロビーに連れて行かれたが何が起こったのか聞くことも恐ろしい。ソ連兵隊には目を合わせないよう乗客全員が下を向いて黙々としていた。

空港ロビーでキャビアか何か買ったが言葉も通じないし売り子も無愛想でなんて恐ろしい国なんだ。この印象が強烈に残っていた。

息子がモスクワ駐在になり案内してくれることになったのでエルミタージュ他の世界遺産が沢山あるのを期待して出かけた。

冷戦時代の終結からソ連体制崩壊、ルーブル危機、天然資源国としての活況、プーチン治世のしたたかさETCニュースとして知っていたことと現実は正に百聞は一見にしかず ロシアに対する先入観が大きく変わって驚きの連続の10日間であった。


上空からみる景色は果てしなく繋がる大森林でまっ平らな平原が緑一色だ。

今まで見てきた広大な北米大陸、豪州、中国それぞれ凄いがこんな広大な緑の絨毯には度肝を抜かれた。

空港からモスクワ市街までの緑は白樺、ポプラ、松が多いみたいだ。

ポプラの綿がが空中に飛んでいて雪がちらついてきたように錯覚させられる。


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